2020年10月28日

インフルエンザ予防接種してきました

コロナ禍の中、プラスでインフルエンザ予防が必要な季節になってきました。face_08
予防で大切なことの中に、マスクはもちろん、加湿、そして予防接種。その他にも歯科医院からの通信の中に舌のケアでインフルエンザの予防につながるとありましたので、ここに紹介します。

口の中は毎日覗くことができます。毎日覗くことで、何かの異常のサインに気が付くことができるかもしれません。
STAR BLUE舌苔(ぜったい)とは?
細菌や食べかす、剝がれた粘膜などが舌の表面に付着してできた白い苔状のかたまりです。舌の表面に舌乳頭という細かい突起がたくさんありこの中に食べかすなどがたまり、細菌の住み家になります。face_08
1日1回のペースで下の清掃を行うことで、口臭予防するだけでなく、インフルエンザや誤嚥性肺炎の予防に繋がります。
日中は唾液の分泌で細菌の増殖を抑えられますが寝ている間は唾液の分泌が減少し、自浄作用が弱くなるので、細菌のかたまりである舌苔の付着量は朝が1番多いと言われています。
STAR BLUEお手入れ方法
乾燥がある場合はまず指などで保湿剤を舌に塗り舌専用ブラシで喉の奥から手前に引きます。デリケートな部分なので力を入れすぎないようにすることが大切です。face_10

暑い夏が終わり、秋になり、秋晴れのさわやかな1日は今までに何日もないような気がします。
秋晴れとははれ
 雲ひとつない晴天の事。秋晴れをもたらすのは、秋の移動性高気圧で日本上空を乾燥した空気で覆うため空が一層澄んで見えます。また秋は夏と比べて日差しが弱まることも、すがすがしい心地にさせる理由の一つです。
さわやかな秋晴れの日を大切に、どう過ごすか考えたいと思います。

  ケアプランふくしあ 檜木

  


Posted by ふくしあ-セブンスマイル at 11:28コメント(5)
ケアプランふくしあ-居宅介護支援

2020年10月14日

「閉じ込め症候群(locked-in syndrome)」

 この仕事をしていると神経難病により徐々に動けなくなっていく方と関わる機会がある。その代表的な病気としてALSやパーキンソン病、多系統萎縮症(脊髄小脳変性症)などがある。これらの病気は真綿で首を締められるように段々とほぼ全身を動かす事が出来なくなり(閉じ込め症候群)、寝たきりとなって行く。
 一方、脳幹の一部である橋と言われる部分(橋腹側部)が広範囲に障害(脳血管障害)されると、錐体路(神経の伝導路)と第5以下の脳神経の運動を司る伝導路が障害されるため垂直方向の眼球運動と瞬き以外の随意運動がすべて障害される。橋の背側にある感覚の経路と網様体は障害されない為、感覚は正常で、意識は清明である。救命されベッド上で意識が戻った時、ほぼ完璧な「閉じ込め症候群」になった自分を自覚する事になる。
 このような回復の希望がない方の担当を依頼されたとき、正直、担当することを逡巡する時がある。

 脊髄小脳変性症により25歳で夭逝された、木藤亜也の「1リットルの涙」からその経過を拾ってみる。
【16歳】
・たった3メートルの幅の廊下が渡れない。
【17歳】
・バ行、マ行の発音がしにくい。
 《バ行もマ行も唇を閉じないと発音できない音なので、ストローで液体を吸うという動作もし辛くなっていたのかも知れない》
【18歳】
 髪を切りました。だけどわたしは鏡を見ません。澄ましこんだ自分を見るのが嫌いなのです。また、いつも人に見せるような、あのニマーとした笑いや、ギュッと目をつむるとこなど、見られやしないからです。
《あのニマーとした笑いというのは、脳幹の障害からくる「強制笑い(意思や感情とは無関係)」のことだろう。》
 頭の中に描く自分の姿は、健康だったころの普通の女の子しか浮かばない。姿見に写った自分は美しくなかった。背中が曲がって上半身が傾いている。
《病的な痩せ、筋緊張の亢進からくる関節の変形など病状の進行と共に容姿も変容して行く》
 できなかったことが、厳しいリハビリでできるようになった、という事実が一つでも欲しい。
《慰めの言葉など何の役にも立たない魂の叫びに対して、支援者側は自分自身の無能性を前に、バカ面を下げて突っ立っている事しかできない。》
【19歳】
 人の役に立ちたい→人に迷惑をかけないように自分のことだけでもやるようにしよう→人の世話にならんと生きていけない→人の重荷になって生きていく・・・・・・これが私の生い立ち!
 お母さん、もう歩けない。ものにつかまっても、たつことができなくなりました。
 死ねないから、しょうがないので息をして生きています。恐ろしい、言い方です。
《何かが出来る事、何かを成し遂げる事 (to do) によって、自分自身の存在理由が支えられていることは事実だろう。だが、それが出来なくなった時、人を支えてくれるのは、存在している事、生きている事 (to be) それだけで存在理由があるという視点で支えてくれる人間が周囲にいること、そういう人間関係が築けている事が必要なのだろう。人生の晩年に於いて人からの手助けが必要になった時の人間関係は、それまでの来し方の通信簿的側面があると同時に、人間関係は双方向性である以上、介護する側の家族もその人格的な度量が試される事になるのであろう。》
【20歳】
 一日の大半を寝て過ごすようになってしまった。三度の食事も、飲み込みが悪く気道に入るのが怖くて少量しか食べられない。
 ナ行、ダ行がはっきりしない。カ、サ、タ、ハ行も言い難い。いえる言葉がいくつ残っているだろう。
《導尿、胃ろう、気管切開になり、最終的に意思表示が出来なくなっていく》


 一方ある日、突然、脳出血により「閉じ込め症候群」になった、43歳のフランス人、ジャン=ドミニック・ボービーという人が(20万回以上もの)瞬きをアルファベットに置き換えてもらうことで著した「潜水服は蝶の夢を見る」という書物がある。
 「古ぼけたカーテンの向こうから、乳色に輝く朝がやってくる。踵が痛い、と僕は思う。頭も痛い。鉄の塊がのっているようだ。体じゅう、重たい潜水服を一式、着込んでしまったようなのだ。」
 「頭のてっぺんからつま先まで、全身が麻痺。けれど、意識や知能はまったく元のままだ。自分という人間の内側に閉じ込められてしまったようなものだった。そうして、ただ一ヵ所、かろうじて動かせる左の目で、瞬きをすることだけが、ことばの代わりに残された唯一の方法となった。」
 「例えばある日、僕は自分を、笑ってしまいそうになる。44歳にもなって、赤ん坊のように、体を洗われ、うつ伏せにされ、拭かれ、服にくるまれるとは。まるで退行現象だなと、おかしくてたまらない。ところがあくる日は、おなじことが、全て悲壮の極みとして迫ってくる。そうして、介護士が頬いっぱいに塗ってくれたシェービングクリームの中に、涙が流れ落ちて行く。」
 尊大で横柄な医師のお決まりの質問「二重に見えますか?」に対して、ボービーは心の中で、『はい、バカが二人見えます。』と切り返す。
 《過酷な現実の中で、ただ、暗闇の中に落下して行かないためには、シニカルさも必要なのだろう。崖から転落しないようしがみつく際に爪を立てるように。》

 不治の病など神経難病に限らずのっぴきのならない現実を背負い、その現実と真摯に向き合い自分自身が置かれている状況を、必死に明(諦)らめて生きて行こうとしている人と、仕事上関わることになる私はその人の内面世界にどのように映し出されるのだろうか。必死さに比例したその人が放つ透過力のある光源によってあたかもX線に照射され体内を裸にされてしまうのと同じように、自分自身の内面性がすべてあらわにされてしまうような怖さを感じる時がある。

           ケアプランふくしあ   木藤
  


Posted by ふくしあ-セブンスマイル at 08:36コメント(0)
ケアプランふくしあ-居宅介護支援

2020年10月07日

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 暑さが終わり、肌寒く感じる日が多くなってまいりましたが、皆様体調変わる事なく過ごせておりますでしょうか?

 さて、本日は“バーコードの日“だそうです。普段身近にあって気にした事もなかったバーコード。いい機会だったので少しバーコードについて調べてみました。
 そもそもバーコードは1952年の今日にアメリカで特許を得た所から始まったそうです。しかし、バーコードが実用化されるのはもっと先でした。約20年の時を経て、1973年にアメリカでバーコードが制定され、日本が追う形で1978年に制定されました。しかし、メーカー側の負担が大きく普及には至らなかったそうです。日本で普及したのは1984年にセブンイレブンが本格的に導入し、全ての納入業者にバーコードを使用することを求めたそうです。これをきっかけに商品にバーコードがついていくことになり、現在に至るそうです。大企業の影響力で一気に普及したわけですね。(だいぶ大まかに書いておりますが…)

 歴史に関しては、このくらいにしておいてバーコードが普及したことにより、生活がどのように変わったかを考えてみました。

 まず最初に思ったのはバーコードが無い時のレジ打ちです。商品についている金額を見て、手打ちする。金額がついていない店では商品の値段を覚える。それらをレジが混雑しないように素早く行う。中々大変そうですね。レジ打ち新人の負担がものすごい気がします。商品管理も大変です。そして消費税が導入されます。消費税導入時にバーコードがなかったら…恐ろしい。
 子供の頃に通っていた駄菓子屋さんの店主は全ての商品の値段を暗記してその場で暗算して金銭のやりとりをしていた事を思い出しました。そして消費税取られてなかったんだなぁ…

 バーコードがあることによって消費側だけでなくアルバイトや字が読めない外国人等、働く側の人たちにも、ものすごいメリットがあるわけですね。普段身近にあるものでもそれぞれに歴史があって、どんどん進化していってどんどん便利になっていっているんですね。

 今では国勢調査の紙にもバーコード(QRコード)がついています。サイトへのアクセスや連絡先交換にも使われています。今では当たり前ですが、学生の頃は相手のメールアドレスを聞いて手打ちしていました。1文字間違えていて送れなかった事も多々ありました。その後、赤外線通信やQRコードに変わっていきました。次はどんなシステムに変わりますかね?
 長くなってきましたのでこの辺で。最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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 今月はケアプランふくしあが担当しています。
  


Posted by ふくしあ-セブンスマイル at 10:32コメント(0)
ケアプランふくしあ-居宅介護支援