2018年03月29日

断捨離

先週市役所より肺炎予防の注射券?が届きました。あれ?まだ早いのではと無駄なあがき(笑)と
思いつつ確実に年を重ねてるのだなぁとしみじみと感じさせられます。

そんな中、最近身の回りのいらないものをどうにかしようと部屋の中を見渡し、そして娘がお嫁に行った
時、いらないからと置いて行った品物の数々。。。。一部は捨てたのですがもったいないとつい元に戻す
の繰り返しだったけどそう[フリーマーケット]に出してみようと思い立ち早速日曜日に越谷で行っていた
フリーマーケット会場を見てきました。

子供服や靴や婦人服、あとはプロの人かなと思うような品物等々色々出てました。自分のところでは
必要なくても他の方に使ってもらえるのなら断捨離=エコにもつながるのではと勉強になる時間を過ごしました。

これからは身の周りを軽くして(脂肪だけは落ちないんですが)有意義な老後にそなえていきたいなぁと
考えるお年頃face_03です。

ケアプランふくしあ   大澤でした。  


Posted by ふくしあ-セブンスマイル at 13:06コメント(0)
ケアプランふくしあ-居宅介護支援

2018年03月22日

最上のわざ

 ケアマネジャーとして家を訪問させて頂いただいた時、ご本人様から、「早く死にたい」というコトバを投げかけられる事が結構あります。そんな時、「そんな事を言わないで、これからも頑張ってやっていきましょうよ」などといった、ありきたりな返答をする状況に陥る訳だが、言っている当人が白々しく思っているわけだから、それを聞かされている相手方は恐らくもっと白々しい気持ちになっているのだろうと事は容易に想像が付くわけで、なんとなく気まずい時空を共有する事になる。思うに高齢になり仕事を辞め、社会が狭まり、自分の体が思うように動かせなかったり、配偶者が亡くなったりといった状況の中で、人は、自分が本当に生きる価値があるのかという事を自分自身に納得させるということは、存外難しいことなのかも知れない。

 社会というものは常に進歩して行くというような進歩史観的社会では、過去は現在と比べれば常に劣った社会であり、未来から見れば現在は常に未発達な社会である。伝統的社会に於いては、経験と熟練ということが価値としてその社会の中に位置付けられ、いわゆる長老と言われる人が実質的に尊重され、社会から尊敬の眼差しを向けられるであろうが、変化の激しい現代にあっては、なまじ成功体験を積んだ経験主義的高齢者の言動には、実質的価値はなくむしろ老害などと揶揄される可能性が大なのである。従って現代社会での敬老というものは形式主義にならざるを得ない。そしてその事を高齢者は肌で感じているから「早く死にたい」となってしまうのだろうか。

 『先祖の話』という柳田國男が昭和20年4月から5月にかけて著した書物の中に、原町田(現、町田市)でバスを待つ間、「自分はそのうちにご先祖様になるんだ」と語る同年配の老人との会話を記した章があります。祖先、我、子々孫々と連綿と続くであろう生命の流れの中に自己を位置付け安心立命しているその老人を柳田は「今時ちょっと類のない、古風なしかも穏健な心掛けだと私は感心した」と記している。家制度の時代をどっぷりと生きていた柳田が敗戦前に、既に、この老人の事を古風と評したことは、敗戦により昭和23年に家制度が廃止されたが、江戸時代という伝統的社会から近代国家へ変貌していく過程の中で、既に戦前よりはるか前から家制度は時代錯誤を呈していたという事か。変化の激しい社会の中で人生の晩年を下支えしてくれるどのような物語が可能なのだろうか。昨日よりも今日、今日よりも明日は進歩していなければならないという近代的価値観が支配している社会の中で、老いや障害によってその様な社会に適応できなくなってしまった場合、何を支えに己を位置付けたらいいのか。障害者自立支援法? 死の間際まで自立に向けて努力しなければならない国民の義務?? 一億総活躍??? 活躍したくとも活躍できない人々が「早く死にたい」などと言わないで済む社会に向けた物語を描いてくれる政治家が必要なのかもしれない。仮にその様な物語を描いたとしても、それが現実に実現されるとは思わない。しかし、その様な物語を描く努力を放棄してしまえば、すさんだ社会になって行くだけである。既に相模原障害者施設殺傷事件が起こっている。近代化のトップランナーであったイギリスで「孤独担当相」が新設されました。『メイ首相は「わが国の社会、そしてわれわれ全員が抱える孤独という問題に向き合い、高齢者や介護者、愛する人を失った人々──話をする相手や自分の思いや体験を分かち合う相手がいない人々が直面している孤独に対し、行動を起こしていきたい」と述べた。』というニュースが流れていました。

最上のわざ
この世の最上のわざは何?
楽しい心で年をとり、
働きたいけれども休み、
しゃべりたいけれども黙り、
失望しそうなときに希望し、
従順に、平静に、おのれの十字架をになう。
若者が元気いっぱいで神の道をあゆむのを見ても、
ねたまず、人のために働くよりも、
謙虚に人の世話になり、
弱って、もはや人のために役だたずとも、
親切で柔和であること。
老いの重荷は神の賜物。
古びた心に、これで最後のみがきをかける。
まことのふるさとへ行くために。
おのれをこの世につなぐくさりを少しずつはずしていくのは、真にえらい仕事。
こうして何もできなくなれば、
それをけんそんに承諾するのだ。
神は最後にいちばんよい仕事を残してくださる。
それは祈りだ。
手は何もできない。けれども最後まで合掌できる。
愛するすべての人のうえに、神の恵みを求めるために。
すべてをなし終えたら、臨終の床に神の声をきくだろう。
「来よ、わが友よ、われなんじを見捨てじ」と。
ヘルマン・ホイヴェルス神父

ケアプランふくしあ 木藤  


Posted by ふくしあ-セブンスマイル at 19:35コメント(0)
ケアプランふくしあ-居宅介護支援

2018年03月14日

冬から春へ

最近は暖かいj日が続き、桜の開花も早まりそうですね。
ケアプランふくしあの事務所は、桜通りと銀杏通りの間にあります。
ケアマネージャーの仕事は、訪問することも日々ありますが、車や場所により、自転車で移動します。
春の桜通り、秋の銀杏通りは特に自転車での移動時はつい、立ち止まり見上げてしまいます。圧巻ですよね花赤
桜通りの桜の木 542本ソメイヨシノが3㎞にわたり並んでいるそうですよ!
吉川市も『桜まつり』なるものを企画して夜はライトアップなんかもするみたいです。
待ち遠しいですねはあと あか

さて・・・
日中は暖かいですがまだまだ朝晩冷え込むことがあるのがこの季節。気温の差も大きかったりしますね。
花粉症の私としましては毎日花粉とも戦っているわけですが、face_07  今年はきつい!特に目がかゆくてface_08
今回は健康豆知識として知りえたことを少し紹介します
 (腸を温めることで、免疫力あっぷ!!)
1、高タンパク低カロリーの食品を積極的に摂取する。
 体を温めるにはタンパク質が必要 鳥のささ身、マグロの赤身、豆腐他
2、土の中で育った野菜や冬が旬の野菜で冷えない体を作る。
 体を温めてくれる野菜 ゴボウ、人参(土の中で) ネギ、イモ類(冬が旬)これらの野菜には血行をよくするビタミンEや血管の機能をよくするビタミンCが含まれている。
 (日光を浴びよう!!)
1、日光には紫外線が含まれていますが、多量に浴びなければ健康な方はプラスに!
 紫外線の刺激により体内でビタミンDが育成される。
ビタミンD(骨粗しょう症予防、他うつ病予防、癌や歯周病、自己免疫疾患にかかるのを防ぐ)
ただし、日光にあたる頻度は、週に3回程度、1回あたり15分程度がいいとされているそうですよ。

これからの季節  お花見をしながらお散歩もいいですねface_02

   今回はこの辺で  ケアプランふくしあ 檜木でした

  


Posted by ふくしあ-セブンスマイル at 12:00コメント(2)
ケアプランふくしあ-居宅介護支援

2018年03月07日

幸せになる方法(ロバート・ウォールディンガー編)

  ハーバード大学には80年間続いている「 成人発達研究 」という有名な調査があります。
一生を通して、私たちを健康で幸福にしてくれるのはなんだろう? そう問われて、思い浮かぶ答えはなんだろうか。ハーバード大学の心理学者ロバート・ウォールディンガー教授らによる成人発達研究によると、8割の人は「富を蓄えること」と答え、そのうち5割の目標はさらに「有名になること」としたという。
 1930年代に始まったこの研究では、75年間724人の男性を追跡記録していった。史上最長期間をかけて成人の生活を追った調査で、教授はその4代目の研究主任だ。この調査では、ふたつの環境下から研究の対象者を選んでいる。ひとつ目のくくりはハーバード大学の2年生で、ふたつ目のグループはボストンの極貧環境で水道すらままならない環境で育った少年達だった。彼らを長期にわたって定期的に訪問してはインタビューを行ない、医療記録までを調査対象としていった。
 被験者の人生を追いかけていくと、工場労働者もいれば、弁護士になったもの、レンガ職人や医師、アルコール中毒者や統合失調症患者もいれば、ひとりはアメリカの大統領になったものもいたという。
 こうして追跡した何万ページもの情報を見ると、浮き上がってくることがあった。それは人を健康で幸福にするものは、富でも名声でも、いい仕事を得て働くことでもなく……、“よい人間関係を築くこと”に尽きるというのだ。そして、人間関係に関して大きな教訓がみられたという。
ひとつは、家族でも友達でもコミュニティでも、周りとつながりが上手な人は健康で長生きをするというもの。逆に孤独は命取りで、孤立化を受け入れている人は、あまり幸せを感じず、脳機能の減退も早期に始まるという結果だった。
 たとえば結婚をして伴侶と一緒にいても、ケンカが多ければストレスはたまるし、健康には悪影響となる。さらに、人といても孤独を感じることになるだろう。愛情があるいい人間関係を築くことが、人を守ってくれるというわけだ。
 以上、インターネットから。

自己中の塊のような国民性と思えるアメリカ人の幸福度を左右する重要因子が良い人間関係だったとは意外な事なのか、将又、アメリカという国は日本人が思う以上にファンダメンタリズムな国家であって、社会の共通基盤としてキリスト教があり、その下で個々人が結びつく(インテグレート)ことに高い価値を感じているのか?

今、日本での親子関係は、子供と同居するより、お金で介護サービスを買った方が楽だと考えている人は少なくないと思います。お金を使えば、面倒な人間関係を省けます。人間関係にお金を介在させればさせるほど、面倒な人間関係を省けると同時に人間関係は希薄になります。とどのつまりが、無縁社会となる。3.11後、「絆」の復権が叫ばれましたが、面倒な人間関係を覚悟しなければ、「絆」は創れません。日本社会を実質的に下支えしていた共通基盤としての家を単位とした共同体はもはや無い。個人を単位として共同体(コニュニティー)を形成する文化的基盤もない。根無し草のような戦後民主主義があるだけである。その中で高齢者福祉を福祉政策から利用者が主体的に選べるサービスという旗印のもと保険制度に変更しました。その変遷後に行政がやっている事は、サービス利用に対するアクセス制限強化、低所得者へのしわ寄せ、介護労働の官製ダンピングという方向性での制度改正を行い続けているというのが実態だと思います。要は財政難からお金で問題を解決することが出来なくなっているということです。無縁社会は、戦後の日本人が日本特有の同調圧力の高い面倒な「絆」からの解放を求めてきた成果物です。その成果物を成り立たせていたお金が無くなった時から新しい「絆」の再生に向けて私達は佇むことになるのでしょうか。因みに、「世界幸福度ランキング2017」によると、日本は主観的幸福度51位、G7の最下位、OECD加盟35カ国の27番目だそうです。

ケアプランふくしあ  木藤
  


Posted by ふくしあ-セブンスマイル at 08:35コメント(0)
ケアプランふくしあ-居宅介護支援