2018年03月07日

幸せになる方法(ロバート・ウォールディンガー編)

  ハーバード大学には80年間続いている「 成人発達研究 」という有名な調査があります。
一生を通して、私たちを健康で幸福にしてくれるのはなんだろう? そう問われて、思い浮かぶ答えはなんだろうか。ハーバード大学の心理学者ロバート・ウォールディンガー教授らによる成人発達研究によると、8割の人は「富を蓄えること」と答え、そのうち5割の目標はさらに「有名になること」としたという。
 1930年代に始まったこの研究では、75年間724人の男性を追跡記録していった。史上最長期間をかけて成人の生活を追った調査で、教授はその4代目の研究主任だ。この調査では、ふたつの環境下から研究の対象者を選んでいる。ひとつ目のくくりはハーバード大学の2年生で、ふたつ目のグループはボストンの極貧環境で水道すらままならない環境で育った少年達だった。彼らを長期にわたって定期的に訪問してはインタビューを行ない、医療記録までを調査対象としていった。
 被験者の人生を追いかけていくと、工場労働者もいれば、弁護士になったもの、レンガ職人や医師、アルコール中毒者や統合失調症患者もいれば、ひとりはアメリカの大統領になったものもいたという。
 こうして追跡した何万ページもの情報を見ると、浮き上がってくることがあった。それは人を健康で幸福にするものは、富でも名声でも、いい仕事を得て働くことでもなく……、“よい人間関係を築くこと”に尽きるというのだ。そして、人間関係に関して大きな教訓がみられたという。
ひとつは、家族でも友達でもコミュニティでも、周りとつながりが上手な人は健康で長生きをするというもの。逆に孤独は命取りで、孤立化を受け入れている人は、あまり幸せを感じず、脳機能の減退も早期に始まるという結果だった。
 たとえば結婚をして伴侶と一緒にいても、ケンカが多ければストレスはたまるし、健康には悪影響となる。さらに、人といても孤独を感じることになるだろう。愛情があるいい人間関係を築くことが、人を守ってくれるというわけだ。
 以上、インターネットから。

自己中の塊のような国民性と思えるアメリカ人の幸福度を左右する重要因子が良い人間関係だったとは意外な事なのか、将又、アメリカという国は日本人が思う以上にファンダメンタリズムな国家であって、社会の共通基盤としてキリスト教があり、その下で個々人が結びつく(インテグレート)ことに高い価値を感じているのか?

今、日本での親子関係は、子供と同居するより、お金で介護サービスを買った方が楽だと考えている人は少なくないと思います。お金を使えば、面倒な人間関係を省けます。人間関係にお金を介在させればさせるほど、面倒な人間関係を省けると同時に人間関係は希薄になります。とどのつまりが、無縁社会となる。3.11後、「絆」の復権が叫ばれましたが、面倒な人間関係を覚悟しなければ、「絆」は創れません。日本社会を実質的に下支えしていた共通基盤としての家を単位とした共同体はもはや無い。個人を単位として共同体(コニュニティー)を形成する文化的基盤もない。根無し草のような戦後民主主義があるだけである。その中で高齢者福祉を福祉政策から利用者が主体的に選べるサービスという旗印のもと保険制度に変更しました。その変遷後に行政がやっている事は、サービス利用に対するアクセス制限強化、低所得者へのしわ寄せ、介護労働の官製ダンピングという方向性での制度改正を行い続けているというのが実態だと思います。要は財政難からお金で問題を解決することが出来なくなっているということです。無縁社会は、戦後の日本人が日本特有の同調圧力の高い面倒な「絆」からの解放を求めてきた成果物です。その成果物を成り立たせていたお金が無くなった時から新しい「絆」の再生に向けて私達は佇むことになるのでしょうか。因みに、「世界幸福度ランキング2017」によると、日本は主観的幸福度51位、G7の最下位、OECD加盟35カ国の27番目だそうです。

ケアプランふくしあ  木藤
  


Posted by ふくしあ-セブンスマイル at 08:35コメント(0)
ケアプランふくしあ-居宅介護支援